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建物の解体をご検討されている方へ

はじめに

お客様におかれましては、建物解体につきまして少なからず不安を抱えていらっしゃる方も多いと思います。簡単ではありますが、建物解体の手順、産廃処理についての概要を記しました。内容につきましては参考の一つとして頂けたら幸いです。

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作業手順と費用の内訳

解体に伴う費用は、足場代、解体手間、経費(消耗品、重機費等)廃材処理費となります。​

廃材を処理するということは、廃材を分別して適切な処分をすることです。

例として、ご家庭で燃えるゴミや不燃ゴミを分別されるように、建物の材料にも多種多様あります。その為、その処分に少なくない費用がかかり、また分別の追加で別途費用が発生する事もあります。また、廃棄物の分別を行わず処分場に持ち込んだ場合、分別した場合とそのまま出す場合で処分費は倍かそれ以上になる可能性があります。

アスベストについて

 建造物に使用されている材料の中に、2012年に全面使用禁止となった有害物質のアスベストが含まれていた場合、より処分費が上乗せになります。(アスベストにも種類があります。少量、多量の含有、水濡れ、他の物質と混ざっている場合はさらに処分費が高くなります。)

*特に外壁、石膏ボード、瓦等アスベストが含まれると思われる材料については、事前の調査が必要となります。費用は1検体につき2万5千円~かかります。1棟ににつき数ヶ所程の検査必要で検査費用はおおよそ10万円~となります。アスベストの危険性レベルは法律で1,2,3と定められており、もっとも高い場合、周囲と遮断した上で解体しなければならないことが義務付けられています。

一つの例ですが、アスベスト含有物を処分場に持ち込んだ場合㎥あたり、4万~更に混在してる場合は10万~です。例えば1㎥6万円のアスベスト含有物が8㎥あった場合48万円の処分費がかかり、混在が進んでいると1㎥10万以上になりそれだけで80万円となります。

​地中埋設物

ご自宅が建っている建造物内や地中に、障害物や隠蔽物、埋蔵物がある可能性があります。(地中埋設物と言います。)こういった「埋まっている」ものは解体工事前に調査しても見えないので、予測することができず、見積り段階では、はっきりと費用の決定をすることは困難です。その結果、費用が増加してしまうことも考えられます。
 

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見積内容

弊社の場合の見積内容については、

解体してみないとわからない部分の、見積りを、あらかじめアスベスト含有分はこのくらいとみなし、みなし計算で見積もりをしています。

弊社の場合、以下の流れになります。

見積り(みなし含む)→受注→アスベスト調査、報告→足場工事→解体工事→廃棄物分別処理(自社置場にて行う場合もあり)→廃棄物処理費用決定→工事完了引き渡し

まとめ

解体工事におきましては、予想もつかない廃棄物が見つかり、また現在のオーナー様が全く関与していない場合も多くあります。なんでもかぶせてしまうカバー工法のリフォームにより解体の手間が数倍になってしまったり、他現場の不要物を平気で隠ぺいしたり、埋めてしまう事も現実として多々あります。

弊社では工事中でもお客様に報告をする事は勿論ですが、より良い解決策を提案し負担増に対抗しています。手間をかけて分別したり、大きな庭石を破砕したりする事を実際に行っています。これは、廃棄分処分費用よりも分別、破砕にかかる経費が大幅に安い為です。弊社では実際の解体施工者が調査を行ってその都度、対応しております。

お客様におかれましては、建て替えや、リフォームなど、次のステップに大きく夢をふくらませていると思いますが、弊社もREBORN(再生)事業として解体工事を位置付け、その夢を応援させて頂きたいと考えております。

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